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私が今の大学を選んだのは、尊敬する先生のもとで心理学を履修したいと望んだからです。中学生の頃から心理学に興味があった私は、その時から「将来は北大に入ってあの先生の下で心理学を学び、心理学者になろう」と思っていました。しかし、現在の私は哲学・文化学科に籍を置いて、芸術学を専攻しています。
大学に入った当初は、心理学に関係する授業を多く取っていたし、二年に進級する時も「心理」に進もうかどうか最後まで迷いました。しかし、それでも最終的に「哲学」への道を選んだのは、哲学を学ぶという事に心理学よりも大きな魅力が有ったからです。
哲学とは、前提とする知識を必要としない学問です。言葉を理解して、思考する能力さえあれば幼稚園児ですら哲学者になれるのです。単純かつ深遠な学問。私は、そんな哲学に魅せられてしまったのです。
大学に入って一年と半年。私は実に多くの素晴らしい先生に出会い、自らの思想的な視野を広げてきたつもりです。そして、それと同時に自らの生きる道にも広がりが増してきたように思います。哲学は、満ち満ちて生きるための指標を増やすことができる学問です。哲学を学ぶ、ということは、自らの人生に迷いが生じた時に、それを鮮やかに解決するための手がかりとなる材料を集めていくことなのです。
これから私は、残りの大学生活の中であーー、もう規定字数に達しちった。はい、おしまい。お疲れ様。